projection / Echo-Echange



土井敏邦監督作品

『異国に生きる ー日本の中のビルマ人』パリ特別上映


文化庁映画賞 文化記録映画最優秀賞受賞

2012分
日・英語版上映

 12月17日(土)15時〜17時 エスパス・ジャポンにて

上映後、監督の話があります。

世話人:コリン・コバヤシ / Echo-Echanges

Espace Japon
12 rue de Nancy 75010 Paris tél : 01 47 00 11 33

作品紹介

誰のために、何のために、
遠い"異国" で生きるのか
自分には何がいちばん大切なのか ------

東京で暮らすビルマ人青年の14年間の記録



1991年、ビルマ(ミャンマー)軍事政権の弾圧を逃れ、妻を祖国に残し日本に渡ったビルマ人青年チョウ チョウソー(チョウ)。生きるためにレストランで働きながら、祖国で封じられた民主化運動を続ける日々。 その後、妻ヌエヌエチョウとの再会がやっと叶い、ビルマ料理店を経営しながら、日本で2人の亡命生活 が始まる。第三国でやっと実現し14年ぶりの老父との再会。しかしその父の死の報にもチョウは帰国で きなかった。日本滞在はすでに20年以上になり、暮らしも安定した。しかしそこはチョウにとって将来の 保障もなく、祖国に貢献する役割も担えない"異国"であり、"自分の居場所"ではない。「家族に会いたい」 「祖国で暮らしたい」という願いと、"祖国の民主化運動"のためにその望郷の想いを捨てなければならないという思い。その狭間で揺れ、迷ってきたチョウは、今の祖国の「民主化」をどう捉え、その中でどう生きようとするのか。


2009年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位に輝いた『沈黙を破る』、2012年度のベスト・テンで第2位を獲得した『"私"を生きる』の土井敏邦監督が、在日ビルマ人青年を14年の歳月をかけて追い続けたドキュメンタリー映画である。
社会の中に自分の生きる道、幸せを模索するビルマ人青年のその姿は、個人と社会の接点を見失い、自己とその周囲の中に幸せを模索する私たち日本人の姿をあぶり出す。さらに愛する"国"とは"国家"なのか、"故郷"なのか、それとも"大切な人"なのか。彼らの生き方が「愛国心」の真の意味を日本人に問う。

あなたが守りたいものは何ですか?
"国"ですか?
大切な人?
それとも夢?


監督:土井敏邦プロフィール

   どい・としくに
1953年佐賀県生まれ ジャーナリスト
1985年以来、パレスチナをはじめ各地を取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、パレスチナやアジアに関するドキュメンタリーを制作、テレビ各局で放映される。2005年に『ファルージャ 2004年4月』、2009年には『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』全4部作を完成、その第4部『沈黙を破る』は劇場公開され、2009年度キネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。
2012年1月公開の『"私"を生きる』(2010年)では、2012年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第2位。本作が劇場公開3作品目となる。
その他、東日本大震災後に制作された『飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち』(2012年)で「ゆふいん文化・記録映画祭・第5回松川賞」を受賞。続編となる最新作『飯舘村 ─放射能と帰村─』は2013年5月初旬公開予定。現在、『ガザに生きる』全5部作を制作中。主な著書に『アメリカのユダヤ人』、『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る"占領"─』(いずれも岩波書店)など。
土 井敏邦 W eb サ イト
なお、土井監督作品『飯舘村 第2章 ー放射能と帰村』が12月15日19時より、
Espace Jean Dameにて、監督出席のもとに、上映されます。
Espace Jean Dame, rue Léopold Bellan, 75002 Paris
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